Kids Insulated Quilt
軽量で保温力の高い、子供サイズの化繊インサレーションシュラフ
※わかりやすく「シュラフ」と表記しています。
※2021年モデルより、アウター・インナー素材を変更します。日本製の30デニール及び20デニールのナイロンリップストップ生地となり、それに伴い、カラーも変更予定です。
軽くて暖かい、子供サイズのシュラフがあったら良いなぁと思ったことはありますか?
僕自身、子供達とテント泊をするのが好きで、無雪期から雪山まで、一年中楽しんでいます。テント泊ですから、もちろんシュラフを持っていくわけですが、これまでは大人用シュラフを使っていました。200cm程度のシュラフですから、どうしても足元が余ってしまいます。この部分を削れば少し軽量化できるし、サイズもピタリと合う事で保温力も上がるのに…。そんなことを、ずっと考えてました。
ジュニア用として売られているシュラフもありますが、そのほとんどが化繊の重くて嵩張るものばかり。ダウンシュラフのショートサイズもあるのですが、フィルパワーの高いダウンシュラフはとても高価(4万円~)です。いずれ大きくなることを考えれば、ダウンシュラフは大人サイズで購入したいのが本音だったりします。実際、我が家でも子供達が使う「ダウンシュラフ」は、大人用を購入しています。
じゃぁ、ダウンじゃなくて、もっとイージーケアで手軽に使える軽量化繊シュラフがあったら良いのに。しかもショートサイズ(160cm~180cm)。そんな想いから完成したのが、こちらのキッズキルト。
ダウンより化繊が良いと思う個人的理由としては、
1.ダウンより雑に扱える(気がする)
2.多少濡れても(湿気を含んでも)保温力が落ちない
3.林間学校などに持たせるなら、気持ち的に化繊
1と3は、ほぼ同義ですが、特に3番目。数万円もするハイスペックな軽量ダウンシュラフを持たせるのはちょっと…。わかってくれる人いますでしょうか。カリカリのUL装備でハイキングをするわけじゃないし、林間学校やキャンプで使うなら、高級ダウンではなく、軽量且つ保温力のある化繊シュラフという選択肢があってもいいのではないか。そう考えてます。
参考記事
製作背景など、こちらの記事もご覧ください。
●2020.1 Kids Insulated Quiltの活用例
●2018.7 Kids Primaloft Quilt/子供サイズのシュラフ
どんな場面・時期でも使えるようにレクタ型のブランケット
裾の閉じたマミータイプではなく、汎用性の高いレクタ型のブランケットにしています。理由としては、色々な場所・場面、時期に、自由に使えるようにしたいからです。裾をドローコードで絞ってトップキルトのように使う事もできますし、封筒型シュラフとしても。夏場は掛布団、寒い日は敷布団として。とにかく、使う人の自由に使えるように。その為に、レクタ型のブランケットにました。
裾を閉じて、長辺に設置したスナップボタンを留めれば、シュラフのような形でお使いいただけます。
トップ・ボトム部分は、両端にスナップボタンが付き、中心にドローコード。ボタンを留めて、コードを絞れば、閉じることができます。
長辺に各5ヵ所あるスナップボタンループ。細かいピッチで設置していますので、全部を留めることも、半分だけ留めることもできますので、お好みの位置まで留めてお使いください。
他にも、夏の暑い時期には、そのまま掛けるだけで掛布団として涼しく。ちょっと冷え込む公園でピクニックする時には膝掛けとしても使えます。
厳冬期のテント泊では、底冷え対策としてマットの上に敷布団(2人分)として使っても良いですし、インナーシュラフやシュラフカバーとしても使えます。工夫次第で色んな活用法ができます。
※活用事例についてブログを書きました!
●Kids Insulated Quiltの活用例
軽量で暖かい素材
インサレーション(断熱材)には、プリマロフトゴールド3.0oz/Climashield® APEX 2.5oz を使い、高い保温力を確保。アウターとインナーには、30デニールの通気性のある撥水加工されたナイロン生地を使って軽量化。重量は約380g~約430g。(長さにより異なります)
縫い目(=コールドスポット)をできるだけ減らすように縫製しています。中綿がズレないように、内側の生地としっかり縫い合わせています。外側の生地とは縫い合わせていません。
※試作品では、外側生地も縫い付けていますが、仕様変更しております。
イージーケアが有難い化繊インサレーション
「雑に扱える」=イージーケアという点も、大きなメリットだと思います。ダウンではないため、羽抜けも気にしなくて良いですし、穴があいてもリペア生地を貼れば簡単に修繕可能。洗濯もしやすいです。イージーケアって、案外長く使える秘訣でもあったりします。
子供の学校行事(林間学校など)で泊りに寝袋が必要になる場合、高級ダウンシュラフを持たせるのは、ちょっと気が引けるな。でも市販の安価なものは重くて嵩張るし…。そんな場面ってあるはず。その時は、軽量コンパクトな化繊シュラフの出番だと思うのです。便利で使いやすくて、気楽に扱えるなら、気兼ねなく使ってもらえるはずです、
ダウンより濡れに強いのも、化繊のメリット。連泊縦走で湿ってしまったり、梅雨時期の山やキャンプなどで、さらに有効活用できるはずです。
サイズ
横:約130cm(広げた場合)
縦:160cm、180cm、200cm
重さ:約350g~
収納:約3.5リットル(縦30cm×直径12cm)
※数値は前後します。ご了承ください。
※縫製技術に由来するものかもしれませんが、縫い縮みが発生します。縦に-4cm、横に-2cm前後です。しっかりと伸ばせば、本来の数値となりますが、力を加えず直置きした場合、縮んだ状態の数値となりますので、その点も考慮の上でサイズをお決めください。
※収納用のスタッフサックは同じ生地でお作りします。サイズにより変動しますが、3.5リットル程度のスタッフサックに収納できます。仕舞いやすいように、少し大き目のスタッフサックに入れ、バックパック内で隙間に詰め込むのが良いかと思います。
※市販品であれば、ノースフェイスやグラナイトギアの5リットルサックがゆったりしていて、納めやすいです。
素材
●アウター生地/インナー生地:フェザーリップ(30デニール)
撥水・両面シレー縦糸・緯糸ともに、30デニールの極細糸を使用した超軽量素材です。ナイロン特有の豊かな発色性としなやかな風合いを持っています。高強度なナイロン66糸を使用しています。
30デニールと薄い生地ですが、万が一破れたとしても、ダウンシュラフではないため、羽が抜けるといった心配もありませんし、生地のリペアも容易です。リペアシートをお付けしておりますので、ご自身で修理も可能です。
●インシュレーション:Primaloft® Gold 3oz/Climashield® APEX
プリマロフト®は、もはや説明不要の軽量化繊断熱材ではないでしょうか。その中でも上位クラスのゴールドを使用しています。
Climashield®は、プリマロフトよりも、耐久面、水濡れに強いと言われるインサレーションです。2.5oz
どちらも優れた断熱素材です。保温性ならプリマロフト。クライマシールドは、プリマロフト3.0ozよりも軽量な2.5ozを使用しますので、重量や収納面のメリットが。用途に合わせてお選びください。
色
表:イエロー、タン、グレー(2021年モデルカラー)
裏:黒(共通)
※当該ページに掲載されている画像は、旧モデルのカラーとなっております。2021年より、イエロー、タン、グレーの3色へ変更。写真は随時更新していきます。
重量
170cmで約400g。(参考値:160cmで約350g)
※数値は前後します。
収納
約3.5L(縦30cm×直径12cm)のスタッフサックが付属します(色はアソート)
仕舞うコツは、「細長く」丸めてから「押し込む」です。
少し余裕を持たせて収納したい場合は、大きめのスタッフサックをご用意しますので、ご相談ください。
付属
- 上下両端にドローコード+スナップボタン付きループタブ(計4個)
- 長辺にも各5か所(計10個)のスナップボタン付きループタブ
- 収納スタッフサック
- リペア用生地(製作過程で発生した端切れ生地)
納期
ご注文からお届けまで約3~4ヶ月ほどお時間を頂いています。
ご理解の上で、ご注文をお願い致します。
購入にあたり、不明な点、質問などがあれば、遠慮なくご連絡ください。外生地のカラー変更、長さのカスタマイズもお受けします。
本商品はお客様一人一人に合わせてお届けしたいと考えています。