バックパック、完成しました

バックパック、完成しました

最初にプロトタイプを作ったのが、つい最近な気がしますが、もう3年も経っていました。どこかのタイミングで完成させて販売開始したいという気持ちはあったんですが、3年も経っているということは、バックパックまで強烈なモチベーションが届いていなかったんだと思います。

 

そんな個人的な感情をよそに、イベントでお会いするお客様からは「バックパックは作ってないんですか?」「作ったら買いたいと思ってます」という言葉を何度かいただいていたのです。それが社交辞令だとしても、その気になるのには十分だったりします(笑)

 

そして、数カ月前。検索でプロトタイプのバックパックを見かけたという方から、「子供が背負うバックパック、作れませんか?」という問い合わせをもらいました。

この有難い依頼に、「バックパックを完成させる」というミッションを加え、3ヶ月程かかりましたが、無事に完成・納品ができました。

そして、この完成したバックパックが、これから販売していくasobitogearのバックパックでもあるので、どんなプロダクトなのか詳しく書いていこうと思います。

 

その前に、asobitogearのバックパック製作状況について簡単に。3年前に子供用リュックのプロトタイプを製作(今でも子供達が背負って山を歩いてます)。その後、マチ幅7cmの薄型リュック「Arch」の誕生(現在は販売停止)。その合間に、僕が個人的に背負う為に作った30リットルほどのバックパックなど、いくつかの製作を経験し、実際に背負いながら感触を掴んできたという感じです。

 

 

今回作ったバックパック。主な用途は、子供達が学校行事や親子登山などで背負うことを想定しています。その為、容量は約14リットルとコンパクトなサイズです。子供向け想定ですが、ショルダーハーネスもトルソーもワンサイズなので、もちろん大人でも背負う事はできます。

機能はできるだけシンプルに。本体以外には、フロントにメッシュポケット、サイドポケットのみというシンプルな外観。作りながら、あれもこれも付けたくなるんですが、ガチャガチャさせず、スッキリとした見た目を心掛けました。

 

 

外したくなかった機能は、この縦ファスナー。これはボトムへのアクセスをしやすくし、お弁当箱やテントなどを取り出しやすくする為です。お弁当持参の学校行事でもストレスなく使えるようになります。

 

もう1つ。ボトム生地は耐久性を考慮してコーデュラナイロン500デニールへ。底の擦れを心配せずに使えるのは大きいと思います。これまで作ってきたバックパックは全て、ボトム生地をコーデュラナイロンで製作しているので、ちょっとしたこだわりなんだと思います。

 

閉じ口はロールトップタイプを採用(プロトタイプは巾着式)。前後から抑える為のベルトは付けていないので、見た目もスッキリ。必要な場合は、有料オプションで対応。

 

 

開口部は、プラスナップボタンを1つ。この部分にマジックテープが付いているタイプもありますが、荷物の出し入れ時にストレスをかけてしまう場合もあるので、プラスナップボタンにしました。

 

背面とショルダーハーネス。背面生地は、過去のプロトタイプでは全てダブルラッセルにしていましたが、ここは割り切って、生地を切り替えずX-Pacのままに。洗いやすい・汚れを拭き取りやすいというメリットを優先しました。

ショルダーハーネスの心材は、10mm厚のソフトなポリエチレンフォーム。グラスキャリーポーチでも使用している日本製の別種類を使用。容量に対しては厚めのパッドなので、気持ち良く背負えるはず。チェストストラップ付き。

 

幅:約26cm(開口部は平置き約38cm)
高さ:約44cm(ロールトップ部分約20cmを除く)
奥行き:約12cm
容量:約14リットル(ロールトップ部分除く)
重量:約380g~(*素材により変動)

 

以上が、asobitogearが作るバックパックの全貌です。

製作意図としては、子供が背負えるバックパックですが、気に入ってくれた皆さんが自由に使ってくれたら嬉しいです。

 

販売については、予約注文となります。近々案内しますので、お待ちください。

 

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